TOEIC700点を取得していると、どれくらい転職が有利になるのかとよく聞きますが、
結論、TOEIC700点を企業は高く評価し、採用判断の一つとしているところも多いです。
TOEIC700点を超えているとメリットばかりで、転職後も昇進チャンスも多く、年収が上がる方も多いですね。
今回は、なぜTOEIC700点を取得していると転職や昇給チャンスが広がるのかみていきます。
TOEIC700のレベル・難易度とは
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TOEIC700の難易度は、TOEIC685点からTOEIC735の間ですので、英検2級を8〜9割で合格する力です。
英検準1級には、ギリギリ合格できるかどうかといったところです。
一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会の調査によると、TOEIC700点代の受験者の割合は全体の16%です。
社会人受験者で見ると、18%と全体のTOEIC700店代の割合よりもやや高い傾向があります。
学生受験者の場合は「社会人受験者」よりもTOEIC700点代の受験者割合が低い傾向にあります。
TOEIC700の正答率
リーディングセクション正答率65%以上で300点、リスニングセクション正答率80%以上で400が取れるとTOEIC700は達成可能です。
リスニングセクション正答率
素点 | スコア | 素点 | スコア | 素点 | スコア |
100 | 495 | 66 | 355 | 32 | 160 |
99 | 495 | 65 | 350 | 31 | 160 |
98 | 495 | 64 | 340 | 30 | 155 |
97 | 495 | 63 | 335 | 29 | 155 |
96 | 490 | 62 | 325 | 28 | 155 |
95 | 485 | 61 | 320 | 27 | 150 |
94 | 480 | 60 | 315 | 26 | 150 |
93 | 475 | 59 | 310 | 25 | 145 |
92 | 470 | 58 | 300 | 24 | 145 |
91 | 465 | 57 | 295 | 23 | 140 |
90 | 460 | 56 | 290 | 22 | 140 |
89 | 455 | 55 | 285 | 21 | 135 |
88 | 445 | 54 | 275 | 20 | 130 |
87 | 435 | 53 | 270 | 19 | 130 |
86 | 430 | 52 | 265 | 18 | 125 |
85 | 425 | 51 | 255 | 17 | 120 |
84 | 420 | 50 | 245 | 16 | 115 |
83 | 420 | 49 | 235 | 15 | 110 |
82 | 415 | 48 | 230 | 14 | 110 |
81 | 410 | 47 | 225 | 13 | 105 |
80 | 405 | 46 | 220 | 12 | 105 |
79 | 400 | 45 | 215 | 11 | 100 |
78 | 395 | 44 | 210 | 10 | 95 |
77 | 390 | 43 | 200 | 9 | 85 |
76 | 385 | 42 | 195 | 8 | 70 |
75 | 380 | 41 | 190 | 7 | 60 |
74 | 375 | 40 | 190 | 6 | 45 |
73 | 375 | 39 | 185 | 5 | 35 |
72 | 370 | 38 | 180 | 4 | 15 |
71 | 370 | 37 | 180 | 3 | 10 |
70 | 365 | 36 | 175 | 2 | 5 |
69 | 365 | 35 | 170 | 1 | 5 |
68 | 360 | 34 | 165 | 0 | 5 |
67 | 355 | 33 | 165 |
TOEIC700への道は、リスニングセクションで高得点を取るのが近道です。リスニングセクションでの正答率は80%を目標にしましょう。
400〜410点をリスニングセクションで狙えます。リーディングセクションのPart7で全設問を解答できなくても、リスニングセクションでカバーできます。
スコア | 正答数 |
495 | 97~100 |
450 | 88~89 |
400 | 79~80 |
350 | 65~67 |
300 | 58~59 |
250 | 50~51 |
200 | 43~44 |
150 | 25~27 |
100 | 11~13 |
リーディングセクション正答率
素点 | スコア | 素点 | スコア | 素点 | スコア |
100 | 495 | 66 | 295 | 32 | 120 |
99 | 495 | 65 | 280 | 31 | 115 |
98 | 485 | 64 | 275 | 30 | 115 |
97 | 475 | 63 | 270 | 29 | 110 |
96 | 465 | 62 | 265 | 28 | 110 |
95 | 455 | 61 | 255 | 27 | 105 |
94 | 445 | 60 | 245 | 26 | 100 |
93 | 435 | 59 | 235 | 25 | 100 |
92 | 425 | 58 | 225 | 24 | 95 |
91 | 415 | 57 | 215 | 23 | 95 |
90 | 410 | 56 | 210 | 22 | 90 |
89 | 405 | 55 | 210 | 21 | 90 |
88 | 400 | 54 | 205 | 20 | 85 |
87 | 400 | 53 | 195 | 19 | 80 |
86 | 395 | 52 | 190 | 18 | 80 |
85 | 395 | 51 | 190 | 17 | 80 |
84 | 395 | 50 | 180 | 16 | 75 |
83 | 390 | 49 | 180 | 15 | 75 |
82 | 385 | 48 | 175 | 14 | 70 |
81 | 380 | 47 | 175 | 13 | 65 |
80 | 380 | 46 | 175 | 12 | 60 |
79 | 370 | 45 | 170 | 11 | 60 |
78 | 365 | 44 | 165 | 10 | 60 |
77 | 365 | 43 | 160 | 9 | 55 |
76 | 360 | 42 | 155 | 8 | 55 |
75 | 355 | 41 | 150 | 7 | 50 |
74 | 355 | 40 | 150 | 6 | 35 |
73 | 350 | 39 | 150 | 5 | 30 |
72 | 345 | 38 | 145 | 4 | 20 |
71 | 335 | 37 | 140 | 3 | 10 |
70 | 320 | 36 | 135 | 2 | 5 |
69 | 315 | 35 | 125 | 1 | 5 |
68 | 315 | 34 | 120 | 0 | 5 |
67 | 305 | 33 | 120 |
リスニングセクションで余裕を持たせているので、リーディングセクションでは65%の正答率を目指します。
現在、TOEIC400・500の方にとって、TOEIC700は高く感じると思います。ですが、TOEICの回答テクニックや語彙力強化をすることで、TOEIC700は比較的早く突破できます。
TOEIC700までの勉強時間は?
目標スコア | 学習時間 |
300点 → 400点 | 約150時間 |
400点 → 500点 | 約200時間 |
500点 → 600点 | 約250時間 |
600点 → 700点 | 約300時間 |
700点 → 800点 | 約350時間 |
800点 → 900点 | 約400時間 |
結論一日:2時間くらいは確実に必要です。
正しい勉強の仕方で毎日2時間、半年くらいつづけると個人差はありますがTOEIC700点は見えてきます。
私自身、英語を毎日3時~4時間は勉強して3カ月くらいしてもTOEIC500〜600点とかそういうレベルでした。
ただ、継続していると5か月くらいから、一気に英語力が上達してきてTOEIC600点代へいきます。英語を英語のまま理解できるようになり、TOEIC640点→TOEIC735と上昇しました。ここまで6カ月くらいです。
時間がない人はすき間時間をつかえばいいです。私自身、机で勉強する時間がつらくて、毎日1時間くらいでした。そのほかは、すべて移動時間やランニングしているときにリスニングしていたりなどすき間時間がほとんどです。
では具体的に何をしたのか、英語4技能(リーディング、ライティング、リスニング、スピーキング)時間の使い方を解説していきます。
学習の流れとしては以下のような感じ。
- 英文法(最初の1カ月すべて)
- 読解(精読)(最初の1カ月目~2か月)
- 英単語(最2か月目からガツガツ覚えていました)
- リスニング(精聴)(2か月目から)
- ライティング(TOEIC700点をとるために必要ないと判断し勉強なし)
- スピーキング(TOEIC700点をとるために必要ないと判断し勉強なし)
結論、英文法→読解、同時並行的に英単語→リスニングという順番です。
この段階をしっかりふんで、レベルアップすることが効果的です。どのタイミングで何を勉強するのかは非常に大切です。
まだ、中学生レベルの英語でも厳しいという方は、英文法からフルコミットです。一か月を目安に、読解を差し込み、割合としては徐々に読むことにならすために、読解を勉強時間の70%にもっていきます。
英単語も並行して勉強していき、ある程度英単語を覚えてきたら(2,000単語)、リスニングの勉強に移ります。
TOEIC700点レベルをすぐにとりたい人はライティングとかスピーキングをやっている場合でもないし、やる必要もないと思っています。
センター試験にでるなら、対策しなきゃですが、読む聞くレベルであれば上の勉強方法で十分ですし、ある程度英語力がついてくるとあとからライティング、スピーキング力はついてきます。
TOEIC700におすすめ教材
TOEIC700までに必要な教材についてまとめてみました。ポイントは他の教材に「浮気をしない」ことです。
TOEIC700までなら、以下の教材を何周もすることで達成できます。
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8
ここ2年でTOEICの難易度がどんどん上がっていると噂されています。有名なTOEIC満点講師達も近年は満点を逃したりしているので、あながち噂ではなく難易度が上がっているのは事実でしょう。
私も最近TOEIC受験をしましたが、2〜3年前よりも確実に難しくなっていました。特にリスニングセクションのパート2が難しくなったと感じます。
今回の公式問題集は本試験レベルにようやく追いついたと言われる良書になっています。リスニング音声もダウンロードになり、よりTOEIC対策が容易になりました。
最近の傾向を知るためにも、これからTOEIC対策をする方は必ず持っておきたい参考書になります。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
内容は下記の1,000単語です。上記の公式問題集にプラスアルファの単語帳として、この単語を覚えるだけで大丈夫です。しっかり対策すれば、TOEIC700どころか、TOEIC800まで到達可能です。
- 600点レベル 助走の400語
- 730点レベル 加速の300語
- 860点レベル 飛躍の200語
- 990点レベル 頂点の100語
<Supplement>として、下記の308単語がありますので合計1,308単語となります。
- パート1重要語100
- 部署・職業名
- 前置詞・接続詞・接続副詞
- 多義語88
- 定型表現120
TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問
この書籍だけで、リーディングセクションのパート5、パート6を全問正解レベルまで押し上げてくれます。音声ダウンロードまでついているので、隙間時間を活用してリスニングスキルまで伸ばせるTOEIC文法対策の決定版といったもいい良書です。
問いが左、答えが右ページの構成はやはりとても勉強しやすく、サクサクと問題を解けます。TOEIC300〜400の方で初歩的な文法知識がない方は、簡単な文法書籍をさらっと読んでからの方が理解力が増します。
公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リスニング編
リスニングセクションで400点代にのせたい方におすすめ参考書になります。本試験と同じスピーカーが音声収録をしているので、自分の苦手な国のアクセントをクリアにして対策ができます。
各ユニットが短時間で1ユニット完了できる構成なので、忙しくて毎日短時間しか学習時間が取れない方に向いています。
注意:CDが付いていますが、通常のCDプレーヤーでは再生できませんのでご注意下さい。
(PCのドライブで再生するか、CDではなくオーディオブックアプリ経由でスマホ等にダウンロードとなります。)
公式TOEIC Listening & Reading プラクティス リーディング編
TOEIC L&Rスコア350~700点レベルで、リーディングセクションを集中してじっくり学習したい方向けの教材です。
別冊付録がついており、内容は「単語集(300語)+速読用英文(特典音声ダウンロード可)」で隙間時間の学習に最適な内容です。
400ページ以上もあるのでボリューミーですが、TOEIC700への基礎力をつける上で当書籍をやり切れば確実に目標スコアが見えてきます。
TOEIC700で転職がどれらい有利になる?
TOEIC700点をもっていると企業からの評価は高いのが事実です。実際、私も転職エージェントで働いて、英語力で採用を決定するケースは多かったです。
理由は、ビジネスの国際化が急激に進んだからといえます。下記図は、上場企業における英語活用実態調査 2013年」報告書を参照しています。
企業の75%が実際に英語を使用する部署があると答えています。
このように、実際に業務で英語を使う機会は確実に増えているのが現状です。
下記のように企業も海外マーケットを狙う上で、海外人材の育成に力を入れています。
しかし、現状企業は海外人材の不足を感じているのが実情です。というのも、転職エージェントで働いてたころ、なかなか英語人材の採用ができない企業も多くありました。特に電気、電子系のエンジニアで英語ができる人材は採用が難しく、それゆえに人材の希少価値も高いです。
実際に英語活用実態調査によると、中途採用時に英語によって採用が左右されることもありました。英語力を見ている企業も実際、グローバル企業になればなるほど高いのが実情です。
今後、英語力が最も重要なビジネススキルとなると見なしていることからも、転職市場でも英語力が高い人材への需要は高いことが見受けられます。
TOEIC700以上は幅広く業務でも英語が使えるレベルと評価されているので転職ても評価されるレベルになります。
転職エージェントの経験からも、TOEIC400~600とTOEIC700点以上を比べると、海外系の求人だったり、要件にもよりますが、書類選考時の通過率は1.5倍近く変わるイメージです。
TOEIC700が年収アップにもつながる
下記参照元の調査によると、転職経験者の中でも、TOEICスコア700点以上の人は87.6%ができたと答え、今回の転職で年収が1.3倍以上アップした人が全体の27.0%を占めたことがわかりました。
参照:TOEICスコア700点以上の人88%が、希望する会社に転職 – 年収も大幅アップ
実際私も英語ができていたことで、転職先はスムーズに見つけることができましたし、年収も250→400→550万円と転職ごとに上がり続けています。
また、企業は海外赴任をさせる際の基準もTOEICベースで見るところが多く、英語ができる海外駐在、年収アップは期待できそうです。
私ももともとメーカー出身で、海外営業部だったのですが、海外駐在に行くことができれば年収ベースで1.5倍以上上がる人が多くいました。仮に日本での年収が600万円であれば、年収900万円~1000万円のかたもざらにいました。英語ができれば、20代で1000万円プレイヤーにもなれるチャンスがあります。
さらに、dodaの調査によると、「英語力と年収アップには確かに相関があること」を示しています。
TOEIC400点~600点台では平均年収に差が見られないですが、700点台より上のスコア層になると、TOEICのスコアと年収の相関が強くなっています。
年収アップができる英語力の指標としてはTOEIC700点くらいがよさそうです。
では、転職活動時に足切りラインとして見られるTOEICの点数は何点でしょうか。
TOEIC700で足切りラインの心配なし
転職エージェントで働いて、英語を武器に転職する人の特徴はやはりTOEIC700点以上です。そして、逆に英語を使うような業務の求人での足切りの点数はTOEIC600以上と経験足からも言えます。600点あれば、「勉強はしてきているようだから、伸びしろはありそうだ」と判断してくれる企業が多かったですね。
では、TOEICの点数といってもリーディングとリスニングだけのものが基本だと思いますが。
業務の中で英語の技能のうち何を使っているのでしょうか。
上記のように、英語④技能すべてまんべんなくつかう業務が多いのが現状です。
ちなみに、私の英語学習経験からも、TOEIC700点くらいから英語脳がだんだんついてきて、英語のまま理解して英語で話すことがギリギリできるようになるレベルです。
そして、TOEIC700点くらいから800点へ行くのに伸び悩むことがよくありました。
TOEIC700とプラスアルファの経験・スキルが大切
ただ、これまで英語が転職の成功に大きくかかわっている話をしてきました。実際は経験が4割ほど見られ、2割コミュニケーション能力、2割英語、残り2割が人間性をみます。やはり、経験をベースに総合的にみられるのが中途採用です。
なので、おすすめなのが「英語toeic700以上」×「専門的なスキル」×「実績」をベースに業界などを変えてみると、年収が上がりやすくなります。
詳しくは、転職で年収を上げるリアルな方法を参考にしてみれください。
TOEIC700を活かせるおすすめ転職エージェント3選
英語がつよみな候補者の方は、下記の転職エージェントがおすすめです。
JACリクルートメント
英語系求人、とくに年収500万円以上狙いならJACリクルートメントです。
人材紹介のJAC Recruitment1988年設立し、JASDAQ上場もしています。売上規模では、リクルートエージェント、DODAに続き、業界3位ですが、外資系企業との長いパートナーシップを築いているので、英語を活用できる多種多様な職種、業種を扱っています。
海外事業自体拡大傾向の中、JACリクルートメントの存在感はますます大きくなっています。
転職やこれまでのキャリアから、どのように英語を活かしてキャリアップできるのか、戦略的な視点でアドバイスを頂けるので登録必須です。
doda
dodaの特徴は非公開求人が多いところ。80%以上がサイト上には公開されていない非公開求人です。
自分では見つけられなかった求人もエージェントサービスに登録することで見つけることができます。
転職のプロが企業へのエントリー、選考結果のお知らせ、面接日程の調整など内定までをトータルサポートいたします。また、必要に応じてキャリアカウンセリングを実施することもあり満足のいく転職ができる点です。
分からないことを転職のプロに相談できるため、転職活動が不安な方でも安心して転職活動を進めることができます。
例えば、応募書類の添削なども丁寧にやっていただけるのでトータルして満足できるエージェントです。
リクルートエージェント
転職するならまずはリクルートエージェントはもはや常識になりつつあります。
特徴としては、なんといっても実績。転職のリクルートエージェントは求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1です。
豊富な事例やケースを経験しているだけあり、柔軟なキャリアアドバイスをしていただけます。
転職の成功へのコミットメントも、実感としはもっとも高く、「顧客満足度NO1はだてではありません」。
登録、キャリアアドバイザーとの面談は無料なのでぜひ登録してみましょう。
ちなみに、第二新卒の方で海外で挑戦がしたいおすすめ営業職をまとめてみました。こちらも参考にしてみてください。
まとめ
ここまで見てきたように、英語を学ぶことは得しかありません。
文系で唯一、即効性のあるスキルといってもいいです。
英語ができると年収アップ、キャリアップだけでなく、海外旅行や海外留学など人生がどんどん開けていきます。