TOEIC600の難易度と評価とは?900超えの元転職エージェントが徹底解説

TOEICテスト1
  • 「TOEIC600はどれくらい難しいの…」
  • 「TOEIC600は転職や就活での履歴書に書いて評価されるの?」
  • 「TOEIC600をできる限り早く取得する勉強法をしりたい…」

といった疑問を当記事で解消できます。

当記事を読むことで、下記のポイントがクリアになります。

  • TOEIC600を目指す価値
  • TOEIC600の難易度
  • TOEIC600までの習得時間の目安
  • TOEIC600達成のための勉強法

TOEIC900超えの元海外人材専門の転職エージェントが、実体験を元に解説します。

てっとり早く手間もかけたくない方は、TOEICスコアアップがしたい方はスタディサプリ ENGLISHを使うのがおすすめです。

TOEIC600点の難易度

TOEICスコア該当レベル
TOEIC 500英検準2級
TOEIC 550英検2級
TOEIC 585TOEFL(iBT) 55 もしくは英検2級
TOEIC 680TOEFL(iBT) 62 IETLS5.0
TOEIC 735英検準1級 IETLS6.0
TOEIC 820TOEFL(iBT) 70
TOEIC 860国連英検1級 IETLS6.5
TOEIC 900英検1級≒ (旧)商業英検Aクラス
TOEIC 950通訳ガイド試験合格(国家資格)
TOEIC 960TOEFL(iBT) 95 IETLS7.0
TOEIC 990TOEFL(iBT) 100 IETLS7.5

上記表では、TOEIC600点の難易度はTOEIC585~TOEIC680の間に該当します。

TOEFL(iBT) 55点もしくは英検2級~TOEFL(iBT) 62、またはIETLS5.0のレベル感です。

ちなみに、国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)によると、2020年のTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)受験者スコアと受験者が回答したアンケート結果では日本の平均スコアは531点でした。

なので、TOEIC600は平均点よりも高い水準ということになります。

TOEIC600点の転職時の評価

TOEICスコア 転職や就活での評価
TOEIC495以下 就活でもほぼ各意味がないレベル。
TOEIC500~595 就活での評価はある程度されるレベル。
TOEIC600~725 転職ではTOEIC600から評価される。
TOEIC730~855 TOEIC730~は海外事業部で働く方の最低ラインと位置づけられています。
TOEIC860~990 TOEIC860~はビジネス英語が堪能と評価され、転職での市場価値は高いです。

転職市場では、TOEIC600から評価される傾向にあります。

国際ビジネスコミュニケーションが2019年に実施した「上場企業による英語活用実態調査」によると、採用要件として参考とするTOEICスコアの平均が545点になります。

英語を必要とする部署の場合は、TOEIC620なので足きりとして見られてしまう傾向にあります。

社員に期待するTOEICスコア

また、上場企業が社員に期待するTOEICスコアの平均についてもTOEIC500点~TOEIC600におさまります。

なので、まずはTOEIC600を目指すことをおすすめでします。

<TOEICテスト年齢割合>

20歳以下 23.1% 501点
21~25歳 39.0% 609点
26~30歳 15.0% 643点
31~35歳 7.5% 601点
36~40歳 5.3% 578点
41~45歳 4.1% 563点
46歳以上 6.0% 549点

(2018Report on Test Takers Worldwide-TOEIC®LISTENING & READING TESTより)

日本の平均スコアは531点はなので、平均以上のTOEIC600ホルダーであれば「英語が平均以上にできる」証明になります。

ただ、年齢が若い20代、30代の受験者は平均でTOEIC600を超えていますので、ライバルとの差別化としては弱いです。20代・30代であれば、少なくともTOEIC750点は欲しいところです。

TOEIC750点はどれくらい難しい?元偏差値35が到達難易度をまとめてみた

TOEIC600は早い人で1ヶ月程度で取得可能なレベルなので、初めてTOEIC受験をする方の目標としては最適です。

TOEIC600レベル到達までの期間

リーディングスコア リスニングスコア トータルスコア TOEIC勉強時間
495~425 495~375 990~800 500時間程度
420~325 370~275 790~600 300時間程度
320~225 270~5 590~230 200時間程度
220~5 220~

実体験上、各TOEICスコアに必要な学習時間をまとめてみました。

これは、中学・高校の時に学習した内容をすっかり忘れてしまった方が学習したケースを想定しています。

毎日2時間の学習を150日間、約5ヶ月程度で達成可能なレベルになります。

また、TOEIC600までなかなか伸びない方は下記の記事を参考にするのがおすすめです。

TOEICが伸びない理由と対策は?【900オーバーの筆者が徹底解説】

TOEIC600の勉強法におすすめ参考書

TOEIC600に到達に必要な内容は下記の3点の参考書はで十分です。

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

毎回990点満点のTEX加藤著のTOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問をやりきれば、リーディングセクション300点超えは確実に達成可能です。

この参考のおすすめポイントは、特に問題量にあります。良質な問題が1049問も収録されており、TOEICの文法問題は網羅的に対策できます。

リスニング音声もダウンロードできるので、リスニングで復習もすれば一石二鳥です。ちなみみ筆者は、この参考書だけでTOEIC430からTOEIC680を2ヶ月で達成しました。

新TOEICTEST出る単特急金のフレーズ

真TOEIC TEST出る単特急金のフレーズは、レベル毎に必要な単語が分けられています。600点レベルだと、「助走の400語」、「730点レベルは加速の300語」、「860点レベルであれば飛躍の200語」、「990点レベルは頂点の100語」と1000語を収録しています。

音声はダウンロードできるので、一個一個丁寧に音、意味を紐付けて記憶に定着させます。

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 8

2021年10月15日に発売した最新のTOEIC公式問題集で必ず対策をしておきたいです。

TOEIC対策の定石として、「試験慣れをする」があります。短期的なTOEICスコアアップに最も効果的な対策方法なのでおすすめです。

公式TOEIC Listening & Reading問題集8のおすすめポイントとして、まず本番の同じスピーカーによるリスニングテストと本試験と同じレベルの内容にあります。

そしれ、過去の公式TOEIC Listening & Reading問題集と比較したときの、最大の特徴はリスニング音源がダウンロード可能な点です。

過去の公式問題集はCD-Romでディバイスへの取り込み作業など、音源を聞くまでの面倒な作業がありました。最新の公式問題集はお手持ちのスマホに音源を簡単にダウンロードできるので、購入するなら最新の公式問題集がおすすめです。

TOEIC600勉強法はシンプル

TOEIC600を取得するための勉強法は下記のタスクにあわせて、継続するだけです。

  1. TOEIC公式問題集を通して解く
  2. 間違いた問題を確認する
  3. リスニングとリーディングを分けて再度解く
  4. リスニング音源を隙間時間に聞く
  5. 毎日必ず文法問題を25問は解く
  6. 寝る前にTOEIC単語帳を読む

TOEIC600の達成にオンライ英会話などに入会する必要はなく、紹介した参考書と上記のタスクをやりきればよいだけです。

他の参考書や単語帳に浮気せずに、TOEIC対策の参考書や単語帳に集中して取り組めば必ずスコアアップにつながります。

注意点として、基礎文法書やセンター試験対策などの参考書には手を出さないほうがよいです。なぜなら、TOEIC対策が非効率になってしまうのと、モチベーション維持がむずかしいためです。

市販の文法書は網羅的に文法知識を頭にいれることができる一方、説明が冗長でつまらなく感じ飽きてしまいます。

TOEIC対策本は要点はシンプルにまとめられているのと、スコアアップに直接的に繋がる点でモチベーションアップに直結します。

特に文法問題を毎日サクサクといていけば、作業モチベーションによって英語学習時間が長くなるので英語脳が早く構築されます。

ですので、TOEIC対策本で同じ参考書・単語帳をまずは極めることからやってみましょう。

まとめ

今回は、TOEIC600の難易度から価値、勉強法まで解説してきました。

TOEIC600までは、意外とぐんぐんスコアアップしていきますので「英語学習」が楽しく感じると思います。そして、TOEIC600まで取得したときから、徐々に英語字幕で洋画や海外ドラマがわかるようにもなってきます。

TOEIC600から本格的な英語学習に目覚め、TOEIC900オーバーや英検1級レベルまで学習を継続する方は多いです。ぜひ、まずはTOEIC600を目指してはいかがでしょうか。

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