旅行したタイのことがどうしても忘れられない。
タイに移住して暮らしたい。
今すぐに。
と考えている方は、今すぐ現地に就職してタイ移住する方法があります。タイ語も英語も必要ない仕事をする会社に就職すればいい。
結論、コールセンターで働くことが最も早いです。日本語ができればいいだけです。ただ、注意点があります。
転職エージェントとしての経験や2年以上のタイ移住経験から、どのようなことに注意しておけばいいのか”タイへの就職”を成功させるためのコツを紹介します。
<信頼性>
- タイに留学しインターンなどを通し、現地で現地採用のリアルなキャリア事情に精通
- 海外人材エージェントを経験し英語をどのようにキャリアに活かすと人材価値が高まるのかの知見
- まったく異なる業界職種にキャリアチェンジ転職を経験し多面的視点(メーカー➡人材業界➡外資系It)
タイ コールセンター離職率を考えてみると危険度がわかる
正直、タイでコールセンターで働くのはお勧めできません。
理由は、離職率が高いから。
それに企業側の思惑としては、できる限り人件費を抑えたいので外注し、”給与が安くキツイ仕事”になりやすいからです。
離職率とは、どれだけの割合でやめるかをみる指標です。やめる理由は様々なですが、最も多いのが”割に合わないキツイ仕事”が上げられます。
事実、タイに限らずコールセンターの離職率は非常に高いです。3人に1人は離職する職業です。
従業員が非正規社員(アルバイト、パート、派遣)中心のコールセンターでは、年間36%を目安として、それ以上であれば離職者が多すぎると判断できます。
引用:https://biztel.jp/blog/2018/07/24/991/
一般的な離職率の指標として、15%くらいです。
出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/9-23-1b.html
単純に倍、離職率がある仕事がコールセンターの業務です。
コールセンターの業務を見ればストレス度が非常に高い仕事だとわかります。
<コールセンター業務とは>
- クレーム対応
- 使い方アシスト
- 問題発生時アシスト
などです。
メイン業務はクレーム対応でしょう。
ネガティブな電話対応をするのが仕事ですから、精神的なダメージが大きのは事実で、
それが嫌でコールセンターをやめる人が多いです。
そして、タイの場合は日本からの外注案件がほとんどなので、
そもそも給与水準が日本よりも断然安い。
スキルも学歴も、経験もないけど、どうしてもタイ就職をしてタイで暮らしたい人が最後の選択肢として
選ぶ以外はおすすめできません。もし、タイのコールセンターの求人に応募したいという方は、いい求人の見分けて就職活動をします。
タイ コールセンターのいい求人の見分け方
いいタイコールセンター求人の見分け方のポイントは以下です。
<ポイント>
- カスタマー母数が膨大でないこと
- 基本給+時間外手当がしっかりある求人※時給制は論外
- プラスアルファのスキルが得られる(英語など)
- 日本人によるバックアップ体制がある
- 基本5万バーツ~の求人
それでは深堀していきましょう。
カスタマー母数が膨大でないこと
コールセンター業務で大切なのが、だれがお客でどのくらいの数いるかです。
なぜなら、お客の数が多いとストレスが溜まる対応が多くなる可能性が高くなるためです。
一般消費者向けのコールセンター業務がメインの求人は避けたほうが無難でしょう。
いい求人の中でいうと、例えば、タイのリゾート施設の投資家対応などのコールセンタはおすすめなほうです。
そのほかには、海外渡航中に病気や怪我にあった日本人への対応のコールセンターはベターな求人です。
お客の母数が少ないものがベターです。
基本給+時間外手当がしっかりある求人※時給制は論外
時間外手当が必ずある求人を選びます。
日本では当たり前の時間外労働手当ですが、タイだと基本給に含まれていることがあります。
例えば、以前私がタイの求人に応募した中で、6万バーツの給与の中に時間外も含むという求人がありました。
残業して、手取り18万とか低すぎる!とおもい、もちろんその求人はスルーしましたが、
タイだと時間外労働が支給対象なのかをしっかり確認すべきです。
プラスアルファのスキルが得られる(英語など)
コールセンター業務はこれといったスキルが身につかないと、思われがちです。
実は、コールセンター業務は様々なスキルセットが必要ですが、日本での転職活動の際に評価が低いのは事実です。
なので、プラスアルファのスキルがみにつくかどうか、研修制度はあるのかを確認しておきましょう。
例えば、英語力アップなどができるやタイ語力などはわかりやすいですね。
日本人によるバックアップ体制がある
バックアップ体制がどれくらい充実しているかを見るべきです。
日本人がどれくらいの割合いるのかを確認しましょう。
全体が何人で、どれくらいの割合が日本人なのか確認すれば、自分が休んでもいいのかわかりますし、会社として組織がしっかりしているかどうかの確認にもなります。
基本5万バーツ~の求人
最初の給与がタイでの就職では最も大切です。
なぜか、昇給がしずらいからです。タイ コールセンターの求人に限らず、求人をみると
よく昇給に関して記述がありますが、
何なの保証もないですし、最初の給与が高いかが最も大切です。
スタートの給与は雇用契約で保障されているので、そこがカギです。
タイだと年収を上げるための転職が常識です。タイ人だけでなく、タイに滞在している日本人(現地採用)でも収入アップの転職を頻繁にします。
理由ははやり、昇給がしずらいからですね。
タイ コールセンターの平均年収は?
ちなみに、タイコールセンター職の平均年収は4万バーツほどです。
全体で5万バーツ~6万バーツですから、全体平均よりも低いのは事実です。
生活費が日本よりやすいから、大丈夫と考えがちですが、
バンコクに住んでいると意外にお金もかかります。
できる限り、スタート年収が高い求人を選ぶのがベターですね。
タイ コールセンター転職で失敗しない質問とは?
タイコールセンターでの就職は、難易度としてはそれほど高くない分、
ハイリスクではあります。
なので、できる限りタイ就職をする際は失敗しない対策が大切です。
まずは、転職エージェントを活用して、できる限り下記の質問から情報を集めます。
<質問例>
- 組織構成(年代、性別、日本人割合、上司について)
- 採用背景(かなりの可能性で欠員補充なので、なぜ前任者が退職したのか具体的に把握)
- どのような人間が多いのが(サバサバ?、アットホームなど)
- キャリアプラン(昇進は?ジョブローテーションは?)
- 残業手当と残業時間
- 一日何件の対応なのか(平均して、繁忙期の件数も把握)
このほかにも、会社独自の”リスク”はいたるところにあります。
細かな部分まで考えて、はたして転職していいのかどうかを考えます。
情報をまとめてくれるのが、転職エージェントの役割なので、”よい転職エージェント”を選んで、
効果的に活用することがタイ転職成功への近道です。
以下は、タイ転職エージェントや失敗しない方法をまとめてみました。
※タイ転職エージェントの選び方
まとめ
以上、見てきたように、タイ コールセンターへの就職はおすすめはできません。
ただ、どうしてもタイで働きたい、環境を変えてみたい、スキルも何もないけど挑戦したいという方で、強い思いと覚悟がある方は今回の記事を参考に、タイ転職を成功させてください!
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。