海外で転職回数とかマジで気にしてない現状と日本の未来【転職エージェントが語る】

「終身雇用制」はい終了。と、ある超大企業は言ってしまった…。

「あ、年齢45歳以上の人は会社にとって負担だから、他所ではたいてちょうだい」という意図が見えみえみえ。

それでも、まだあなたは会社に忠誠を誓い、会社にとって飼いやすいリーマンを続けますか?

会社にとって、従業員なんて本質的にはシンプルに労働力です。利益を出すために効率的に活用する資源であり資産です。

アメリカ、イギリス、中国、タイのサラリーマンは「なら自分で副業しまーす」とか、「もっと給与高いところ行きまーす」、「キャリアアップできないなら他行きまーす」と転職をどんどんします。

今回は、海外と日本の転職回数への意識の違いと、果たして今後の日本の転職マーケットの中で転職回数がどのような判断材料となるのか、転職エージェント経験も踏まえて説明したいと思います。

海外では転職回数とかマジで当たり前

先進国のアメリカ、イギリス、国として勢いのある中国を例にとり、海外の転職回数事情についてみていきます。

アメリカの転職回数

ポイントは、年齢とともに会社に所属する期間がながくなる傾向がある点です。

55歳から64歳までの会社員は、中央値で9.9年です。

一方で、25歳から34歳までの会社員は、中央値で2.8年と、3年以内で転職をする人が多いです。

イギリスの転職回数

  • 1つの会社にいる年数(平均値):5年
    ソース:BBC News: How long should you stay in one job?

イギリスではアメリカほど、転職は頻繁にはおこなわれないものの、自分の会社の業績やマーケットには敏感に反応し転職をする方が多いです。

中国の転職回数

新卒の60%以上は、1年以内に転職する(そのうち38%は半年未満)

1つの会社にいる平均年数(1990年代生まれ):1年半(18.5ヶ月)
1つの会社にいる平均年数(1980年代生まれ):2年半(26.5ヶ月)
出典:Job-hopping generation

中国は1990年代に生まれた20代~30代はすぐに職をかえる人が多い傾向にあります。

大きな理由として、一人っ子政策もかぶっている関係で、個人主義の人が多く、より自分の人生にとって有益かどうかや自分の理想するライフスタイルを仕事よりも大切にする人が多いところにあります。

この点、欧米諸国と比較して、日本と中国は似ているかもしれません。

海外の転職事例(タイ)と日本との意識の違い

海外は転職回数はおおむね気にしない傾向にあります。これは欧米主導のビジネスカルチャーに起因しています。

20代で5回の転職回とかざらにいます。私の元彼女もタイ人なのですが、25歳で転職回数5回です(笑)。

それで、キャリア、年収ともに好条件の職場で働いています。そして、また修士号取得後に転職をして年収アップを図るらしいです。

かなりキャリアアップ、給与アップに貪欲ですね。

日本だと、転職回数が多い人のキャリアの特徴としては以下。

  • 同職種であっても年収が落ちている
  • 業界と職種を複数回変えている
  • 役職なしが多い
  • これといったスキルなし

日本だと、転職回数が多いと、管理職に昇進しにくい、傾向があります。

その背景、企業の意図としては、「お金をかけて人を雇ったのに、すぐにやめてしまう傾向がある方は雇えない」というものが多い。

日本は忍耐を重んずる傾向があることから、すぐやめる→根性なしとみられ、評価が下がる傾向があります。

そのため、「石の上にも三年」を信じ、昇給しない環境でも薄給にも我慢する人が多いです。

もちろん、スキル、実績がつくまでは集中して取り組む必要はあります。ダラダラ働くより、実績をはやくつくり、スキルを磨き、自分の戦闘力を上げることが大切言いたいですね。

日本では転職回数で足切りされる?

転職エージェント時代に様々な企業の採用条件を見てきましたが、おおむね書類選考で見るポイントとしては以下。

  • 年齢
  • 性別
  • 転職回数
  • 経験

書類時点で、転職回数は下記を基準に見ている傾向があります。

  • 20代 1~3回以内
  • 30代 2~4回以内
  • 40代   2~5回以内

また、一回一回の転職回数をしっかり理由を深堀して説明することも求められます。

ここの一貫性がないと、面接にていい印象が得られないことが大半です。多くの企業は、人材は投資と考えています。そのため、どれほどの「価値」を与えてくれる人材なのかどうかを中途入社の場合見られていると考えてみてください。

1年で大きな価値を与えられるようなスキルを持っていない場合、基本的には数年~数十年働いてもらう前提で採用します。すぐにやめるような方は、わざわざ中途で採用しないですよね。

どのような理由であればポジティブなのか転職や離職には具体的な理由は必須!

キャリアアップを目指している転職理由はポジティブです。これは、先ほど触れた「価値」提供の部分で、キャリアアップをしている方は自分を磨き高い価値をアウトプットできるように実直に仕事をしてこられたという印象が企業に伝わるからです。

例えば、自動車部品メーカですっごく小さなネジを製造している製品設計者が、完成車メーカへ転職するためにCadスキルを磨きキャリアアップ、ステップアップがしたいという場合好印象です。

営業の場合でも、無形から有形、BtoCからBtoB、小規模から大規模の取引など前向きな印象が伝わる転職理由であればあるほど、企業受けはいいです。もちろん、更にどうしてチャレンジしたい、キャリアップしたい、ステップアップしたいのかを年収が上がるからといった理由ではなく言語化できるようにしておくことが大切です。

でないと、年収アップの転職活動だと勘違いをされます。これは時として、ポジティブに作用することもありますが、基本的に誤解のリスクもある為避けておきたいところです。

転職する際はこの点を意識して、ステップアップを前提にお話ししてみてください。

離職期間があると減点対象に?

結論から言ってしまうと、「スキルアップのための離職」は企業受けはいいです。これは、将来のキャリアを計画的に考えた結果、具体的な身に着けるスキルを抽出して、それを学び提供できる価値が高いと判断していただけるからです。

例えば、極端な話でいうと、アメリカでMBAを取得するために離職していた方や、設計の修士号を取るために渡米した方などは実際に転職には成功して年収アップも確実に実現しています。

こうした、スキルアップの離職期間であれば比較的、企業受けはいいのは確かで、スキル次第では転職は成功します。

なので、表向きで語学学習のため海外に滞在しておりましたなど、語学学校にかようなどして前向きな離職期間と見せることも必要です。

日本の転職回数に対する考え方の変化予想

今のご時世から、将来にかけて、日本はより欧米のビジネススタイルに徐々に変化を強いられていくと思います。転職回数で、採用するしないよりか、会社にメリットがあるのかないのかで採用決定を下す傾向が強くなると思います、

具体的には以下。

  • 何ができるかで人を採用する
  • 実績を見て判断される
  • 信用力で判断される

例えとして、フリーランスで働いている方をみるとわかりやすいですね。

フリーランスの人に依頼するときに、転職回数とかみますか?見ないですよね。

フリーランスに依頼する場合、「この人にお願いして、目的が達成できるか」、「この人に依頼すると、どれくらいの結果が期待できるか」など信用によって判断されます。

今後の転職なども、転職回数よりも信用力、スキル、実績ので判断されると考え方を変わっていくと思います。

例えば、プロサラリーマンの田端さんとか、転職の思考方法著者の北野さんのキャリアも転職回数ごときでは語られない信用力と個の力だありますよね。

ちなみに、とっても参考になるので下の記事も読んでみてください。

転職の考え方に関してかなり参考になります【田端信太郎×北野唯我】

何が言いたいのかといえば、今後日本も代転職時代をむかえ、転職回数の市場価値、プレミアムは小さくなる傾向がすすむと思います。

そもそも、フリーランスとして会社に所属せずに働く人が、増えてきて、その流れが企業にもくるとでもいいましょうか。この人をうちの会社で雇いたい!と思わせること、その実績、スキル、があることが大切です。

手に職付ける、実績を付ける、自分の身は自分で守るが結論

持論として、以下の方法で転職回数よりもプレミアム感のある人材となるのがいいと思っています。

  • 錯覚資産をみにつける。(リクルート出身、ボストンコンサルティング出身など、東京大学卒業などのブランド力を借りる、または営業実績1億円などの目を引く実績)
  • 専門的、技術的なスキルを高くする
  • 人脈力※人とつながる力です。

それぞれ、身に着けられる順番が変わってきますが、これからの時代は信用力として必要になり、転職回数なんて、判断基準の価値が小さくなるのは考えられると思います。

だからこそ、今の20代はどんどんチャレンジすべきというのが結論です。私自身、25歳で転職回数は2回です。

キャリアチェンジも2回。挑戦中です。

ちなみに、20代の転職、第二新卒のおすすめ転職エージェントもまとめています!

ご覧いただけると嬉しいです。

まとめ

転職回数が増えてくることに不安に感じるよりも、「あれ、自分の専門スキル、実績って何だっけ?」と立ち止まって考えた方がよほど生産性があると思います。

また、自分の所属する業界、会社のマーケット状況によって、どこにいけば将来性があるのかを考えることをキャリアプラン設計において大切です。

大学時代で、キャリアについて考えていなくても、20代、30代前半であれば遅くはありません。ぜひ、行動してみましょう!

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