リスニング上達への道を【徹底解説】誰でも聞き取れる方法【初心者必見】

学校の授業や、TOEFL、TOEIC、英検のリスニングセクションが苦手、仕事の会議などで、英語がなかなか聞き取れなくて、困ってはいませんか?

この記事では、実体験に基づいて、どうして英語が聞き取れないのか原因分析と英語リスニングスキルアップのノウハウまでご紹介しています。

自分自身が、何が原因で英語が聞き取れないのかを整理し、しっかり対策できるようになります。

結論、英語リスニングで大切なのはリズムです。そのリズムになれ、音の特徴さえわかっていればある程度は予測することができます。

具体的に見ていきましょう。

英語学習で最大難関はリスニング?聞き取れない理由?

これまでの経験上、英語が聞き取れなかった原因を考えたところ二つほどあります。

  • 英語の意味を理解していない
  • 音を理解していない

です。

それぞれ見ていきます。

意味を理解していない

英語を聞き取れない原因の一つに、英語単語の意味が理解できていないことがあります。

さらに深堀すると、二つの原因がここにはあります。

  • そもそも、記憶している英単語の量が少ない
  • 英語脳ができていない。

最低でも、英語を理解するためには基本的な英単語2000語以上は必要です。英単語を覚えるというのは、方法は様々ですが絶対に必要なプロセスです。

次に、英語脳ができていない。これは、覚えた英単語を聞いたときに日本語に置き換えてしまって、リスニングのスピードについてい聞けないためです。これを解決するには、速読と多読、ディクテーションがおすすめです。

ちなみに、独学で英語を習得しTOEIC250点から700点アップさせ、英検一級取得して外資系で働くまでの勉強方法も参考にしてみてください。

音を理解していない

意味理解はまだ優しいですが、英語音は継続した練習が必要です。

英語特有の「音節・音素」やリズム、イントネーションなどがあり、どうしても音がとれないことはしばしば起こります。

それでも、すべて聞き取ろうとするのではなくて、英語に大量に触れることである程度予測できるようになるといった熟練ワザもくしして長期的なスキルアップをめざします。

なぜか、そもそも英語は日本人には聞き取れない領域の音域だかたです。

例えば、

  • 日本語の場合は、125 〜 1,500ヘルツ
  • 英語の場合は、2,000 〜 12,000ヘルツ

といった感じで、英語は日本語よりもはるかに高い周波数なので聞き取れないわけです。

効果的なのは、シャドウイングまたはディクテーションです。ネイティブのスピードにあわせて、リスニングを追って、何度も真似をする勉強方法です。

どんな言語も共通していえることですが、真似をすることは習得のちかみちですね。

では具体的に、どのようにすれば英語が聞き取れるようになるのか見ていきましょう。

英語独学者でも簡単にできるリスニング上達3ステップ

「o, h-a, y-o, u 」とか、日本語でも音素ごとに意識しないのが普通ですよね。

英語も実際はすべて聞く必要がないというか、ネイティブもそこまで意識してすべてを聞き取っていないことを認識するのは超重要です。

この意識をぜんていとして、上達ステップを見ていきましょう。

①英語音の特徴をおさえる

英語の音素について、英語には母音と子音に大きく分けられます。

母音は日本語にも「あ・い・う・え・お」の5つの音があるように、声帯や舌にじゃまされずに、自由にくちから外にだされる声です。

その一方で、子音では、舌などで息がせきとめられたり、声帯をつかって声を出したりします。

まとめるとこんな感じ。まぁ、私は、音素に関してぶっちゃけ、後でもいいとおもっています。大事なのは、単語ごとに発音や聞き取れない英単語の発音を見ることです。

発音記号 発音 解説
ʌ 勢いのあるア
æ 喉の奥を締め付ける
ɚ アー 舌を浮かせる
ai アィ アにイを付ける
au アゥ アにウを付ける
ά アォ 口を縦に開けてオを混ぜる
i 日本語のイ
i: イー 唇を横に引く
u 唇を出す
u: ウー 大きく唇を出す
e 日本語のエ
ei エィ エからイに移動
ɔi オィ オにイを付ける
ou オゥ オにウを付ける
ɔ: オォ 口は縦で舌を引く
ə ァィゥェォ すべての中間で弱音

 

発音記号 発音 解説
k カ行 舌の奥を上顎の後ろにあてる
g ガ行 kの有声音
s サ行 日本語のサ行
z ザ行 sの有声音
θ サ行 音を出さないサ行
ð ザ行 θの有声音
ʃ 空気が出るような摩擦感
ʒ ʃの有声音
t タ行 舌先は上歯茎にあてる
d ダ行 tの有声音
タァ 舌先が歯茎をはじく
tʃ 日本語のチ
dʒ tʃの有声音
ts 日本語のツ
ds tsの有声音
tn トゥン 小さなツとンの間
n ナ行 日本語のナ行
h ハ行 日本語のハ行
b バ行 バ行の破裂音
p パ行 bの有声音
f ファ行 下唇を上歯に付ける
v ブァ行 vの有声音
m マ行 日本語のマ行より強め
ŋ ンク kやgと舌は同じ位置
l ラ行 母音やjの前で使う明るいL
ł ラ行 語末や子音の前で使う暗いL
ゥラ行 舌は奥に反る
j ヤ行 舌の位置はiと同じ
w ワ行 下の位置はuと同じ

出典:https://eigori.jp/cat4/post_39.html

ちなみに、舌で英語の発音を分析してみると、こんな感じです。

個人的に、もっとも意識するのは一番下のfrontの「エー」とか、「エゥー」の音。これが意外と難しいんです。

出典 http://eigoonseigaku.blog.fc2.com/blog-entry-6.html

ただ、ぶっちゃけ、この音素を覚える必要は全くありません。

単語を先にやる。そのあとに、単語ごとにネイティブを真似する→つまずいたら、この音素に戻って確認してみる方がおすすめです。

リスニングに大切なのは、英語アクセントになれることと、リズムです。

②英語のアクセント

英語のアクセントは強弱を音節ごとにわけているのがポイントです。

言葉でいってもなかなかイメージでいないので、いきなり英単語でみていきましょう。

About:アバウトという単語は、アクセントが「bout」についています。ちょうど「o」についているので、そこがもっともアクセントつく、強く発音されるところです、

つぎに、communicationはCom/mu/ni/ca/tionと音節がわかれており、もっともつよく発音するのは、最初の「co」になります。

ただ、ぶっちゃけでいうと、これも最初から意識する必要はなくて、単語を覚えているうちに、どこが強く発音されるか意識するのが重要です。

つまり、日本語を聞いているときと同じような意識で、英語を聞いているとなかなかききとれない。

最初は、「あ、そうだ英語にはどこかしら強く発音する音節があったな」、「どこだろう」と意識しながらくことです。

そして、意識してもどうしても聞き取れないなら、その単語のアクセントや脱音などを調べて何度も発音をしてみること。

のプロセスで、英単語の意味理解と音が紐づきます。

もちろん、ゆくゆくはこうしたアクセントも習得していくために、発音に関する本や英会話などで矯正しておくことになりますが、上級者レベルまで正直、必要ないです。

まじで、大切なことなので、何度もいいますが、こういうアクセントや音素の勉強は鬼つまらないんで、早々に違うべんきょうをする方が英語力は向上します。

英語リズム

英語にはどくどくなリズムがありますが、日本語とは大きく違うところ。

私の名前はサンタメです。

My name is Santame.

My↗name↘is-San↗ta-me↗

といった感じで、アップダウンが激しいです。

この独特なリズムはまさに音楽のよう。

学生時代、音楽の授業を思い出してください。

新しい歌などを練習するさいに、♪にならってリズムを合わせますよね。

そんなイメージで、英語のリズムを覚えるのが習得のひけつ。

一単語ずつ覚えるというか、体で覚えるイメージです。音楽の授業もリズムを暗記する人なんていませんよね?(汗)

練習方法としては、TEDTALKやNHK world Newsとかを聞いて、そのすぐ後に真似して発音すること。シャドウイングとか言ったりしますが、とにかく聞いたものをコピーして、歌を覚えるような感じでリズムにのります。

わからない、ききとれない英単語があったら、調べてみて、再度聞き直します。

こうすることで、脳が音と意味を結びやすくなり、聞いたときにすぐに意味記憶とリンクして内容があたまにはいるようになります。

②英語音の変化はしっておくと聞き取れる

英語学習者がリスニング苦手になるのは英語の音がなくなってしまったり、つながってしまったり、同化してくべつできなくなったりするからでしょう。

では、どのように対策すればいいのかみていきましょう。

音の脱落・連結・同化

そもそも、脱落音とか音の同化とかすべて聞き取ろうとするのは無理ゲーです。

ネイティブが実際に発音していないのに、どうやって聞き取るんだ!とさけびたいですよね(笑)

実際、ネイティブはそんな音の脱落とか、言われたら「あー、確かに発音していないね」くらいに考えています。

つまり、ネイティブはそれらしい単語を聞き取ったら、意味として認識します。もちろん文脈などで変わってきますが、きほん単語単位で意味を認識しているにすぎません。

日本語だって、外国人からみれば聞き取るのがむずかしい単語いっぱいありますよ。

「箸」と「橋」とか。同音の単語なんて結構あります。

わたしたち日本人は、そんなことをいちいち意識していませんよね。

それと同じ感覚です。

では対策は?音の脱落音の対策は正直、単語を完全に覚えることだと思っています。

私たち、純ジャパニーズがどくがくでできることは、英語単語を覚える、まねしながら発音するくらいです。

とにかく語彙力を高くすることが、ここの解決につながります。

③英語音の精聴・多聴・多読・音読

いつでもどこでも英語をリスニングするにも、学習効果が高くないとやってもしょうがないです。

では学習効果を最大限高めるためにはどうしたらいいでしょうか。

英語の精聴、多聴・多読・音読です。

なぜか、意味をしっかり理解しながら聞いて、それが普通の速さで話されても聞き取れるからです。

そして、もっと重要なのが自分も発音すること。アプトプットした方が記憶にも残りやすく、聞いたときに瞬時に意味記憶とアクセスしてくれるので、勉強効率が高いです。

そして、意外と多読がリスニングにかかわってきます。

日本語でも速読の練習に、早く読まれた文章を聞いたりします。

ようは脳がよみとれる意味の速読をどんどんインプットであげていくことがおすすめ。

日本語では、耳でできても英語だと意味をとるのに速聴は難しいだから、

多読を行い早く読む訓練をすることで、脳が英語の意味を早くとらえる状態に近づくというわけです。

英語独学者が注意したい間違ったリスニング勉強方法とは

以下の理由で、聞き流して勉強するだけとうたう、勉強法はおすすめできないです。

1.一回限りの聞きっぱなしはNG
2.レベルにみあったものでないのはNG
3.はっきり発音しているCDでないとNG

さらに深堀をすると、意味の理解こそが言語習得には不可欠だからです。

脳が機能して、「あ、今の英語の意味わかった!」という気付きがないと、脳の記憶にも保存されにくいからです。

意味のない日本語を永遠とききづけて、覚えられるのはごく少数です。

というか、意味のない音を永遠と聞き流すのは苦痛ですし、長続きしないです。

最終的に、ほかの参考書をかったお金の無駄遣いをしてしまうのが落ちですね。

リスニング上達方法

ぶっちゃけ、英語のリスニング能力を向上させたい場合は、シャドウイングが一番ききました。

ただ、このシャドウイングがむずかしい。ネイティブがいった英語を繰り返すので、スピードもそうですし、

「あれ、さっきいった英語なんだっけ?」とか忘れてしまうことも多々あります。

そういう、すこし前の記憶をとどめておく能力がワーキングメモリーというやつですが。

認知機能にりこのワーキングメモリーが関係しているのはけっこう有名。

メンタリストDaigoさんも、このNbackトレーニングをおすすめしています。

ぶっちゃけ、私も英語と同時にワーキングメモリーをきたえたところ、シャドウイングがうまくできるようになり、

そのままリスニング能力も向上した経験をもっています。

リスニング勉強にNbackをおすすめしている人はぜんぜんいません。というか、みんな知らないんじゃないかな?

ぜひ、騙されたとおもってやってみてください。無料で練習できるので、コスパは最高ですよ。

DNB-15分IQアップ脳トレゲーム

あと、英語のリスニング能力をそこあげすることができるだけでなく、普段の仕事の情報処理能力が向上したり、脳にポジティブな影響をもたらしてくれます。

リスニング上達におすすめ教材

英語を独学で勉強してきて、このリスニング教材よかったなーとおもったものをここで紹介したいと思います。

ポイントは。

  • 楽しめるリスニング教材
  • 発音系のリスニング本も
  • 聞き取りにくい英語リスニングにとっかした本

です。

楽しめる英語リスニング本

[音声DL付]ENGLISH JOURNAL (イングリッシュジャーナル) 各月ごとに読むとよい。

ホットなニュースや、日常生活にやくだつ話題などさまざまなコンテンツを英語でたのしめます。

月刊なので、まいつき違う内容を楽しめるのが正直勉強していて楽しいです。

あと、私がこれを使っているのは、アマゾンプライムキンドル(Unlimited)の電子書籍無料版があるので、それを毎月読んでいます。

マジで、これおすすめなので、キンドルで無料で英語勉強しちゃいましょう。

リスニングで新しい単語の習得が同時にできるコスパがいい本

DUO 3.0 / CD基礎用

 

DUO 3.0 単行本(ソフトカバー)の単行本と一緒に買うと効果倍増です。

ポイントは、「見出し英文和訳→見出し英文(スロースピード)→見出し語→最後にもう一度見出し英文(ナチュラルスピード)」
という丁寧な録音パターンを採用しているだけでなく、英単語、英文法をまるまる習得できちゃう点。

ただ、英語をぜったいにしゅうとくさせるぞというつよい動機づけが必要です。

やりきれば確かにちからになる。センターで8割がたとれます。

英語耳【改訂・新CD版】

今までDUOや、その他の音声付の教材で勉強してきてある程度英語力、TOEIC600点くらいの人におすすめ。

リスニング能力と、発音スキルは関係あります。自分で発音できない英語は聞き取れない。

この教材は、頭ではわかっちゃいるけど、発音にそこまで意識を向けていなかった人に最適。

例えばm、seaとsheの発音の違いや

I can’t teach youといった場合には、cantのtとteachのtとの部分で子音が被っているので、発音としてはI can teach youと一緒になってしまう

「同じ子音が二つ重なる場合は2つ目だけ発音する」など、(たとえばnext to meのネクストのトは発音されない等…)は目から鱗です。

魔法の英語 耳づくり (J新書)

日本人が苦手とするネイティブのナチュラルな英語にとっかして、英語耳を鍛えようとするものです。

まず、値段がCD付きで1000円程度とコスパ最高なのと、まさに痒い所に手が届くほんです。

例えば、Lがほぼ無音になる実例が120こもあります。
120例のトレーニングを想像するとやりきるのが大変ですが、やりきることができれば、英語が聞き取れない原因のほとんどをつぶせるのでおすすめ。

まとめ

以上、見てきたように英語のリスニングがききとれないのには、理由があり、具体的な対策としては脱音やリズムなど英語のルールを認識しなれること以外ありません。

ここばかりは効率をもとめるのは難しいとおもいます。英語耳は小手先のテクニックでどうにかなるものではないと、これまでの経験で学びました。

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