現在、海外人材系の転職エージェントで働いているのですが、実際に面接に苦手意識を持っている人が多いです。
ちなみに、私もその一人です。
ただ、面接以前に重要なポイントを抑えていさえすれば、比較的印象良く面接を終える可能性が高くなるのも事実です。
タイで海外転職を成功させるためには初頭効果を使い倒す

人は見た目で、ほとんど他人の評価をします。人はまず第一印象とか言ったりしますが、面接の場では、これが合否にかかわることがよくあります。
社名までは言えませんが、とある企業様だと実際に顔採用がありました。その場合、学歴よりも容姿端麗の方が評価されます。
ちょっとおかしな話ではありますが、社会とはそんなもんです。
ただ、いくら何でも顔をいじって変えるわけにもいかないので、以下のポイントを意識してみてください。
これは、今まで、人材コンサルタントとして働いて述べ数百人の人の面接対策を実施してきた経験から、これらのことを意識することが非常に重要です。
当たり前のことだと思う方も多いですが、まずは基本中の基本から抑えていきましょう!
【押さえておきたい海外転職面接対策の基本ポイント】
- 笑顔が基本
- アゴを20度に保つ
- 黒系の服装で小奇麗に
- 内容より重要なポイントを繰り返す
- ワイシャツは長袖が基本
- ポジティブフレームワークでの会話
- 口調はハツラツと
- 声の質や大きさは重要(腹から出す)説得力がます
- 相手の目をしっかり見る
- 結論から話す※Q→Aの形
海外転職面接対策時間軸で整理する

海外転職に限らず、面接で聞かれることは基本的に以下のポイントです。
それぞれ、独立している項目のように見えて実は繋がっています。
今までの経験などを時間軸で整理してあげることが、「上手く説明するコツ」です。
頭の中がごちゃごちゃしていると、話す言葉も整理されずに、聞いている方は大変。
面接を成功させるためには「聞き手への配慮」も必要なのです。
【面接で聞かれる項目】
- 自己紹介
- 自己PR
- 強み/弱み
- 転職理由
- 志望動機
- 最後の質問は?
自己紹介や自己PRをうまく説明するために

ますは、自己紹介や自己PRを説明するときは、主に1分~1分30秒で職歴を簡単に説明します。
その中で、失敗から学んで、結果今はどのようにいきているのか、どのようなことを学んだのかがしっかり説明できるとプラスです。
例えば、以下のような順で説明します。
- 状況
- 意図
- 行動
- 結果
- PDCA→再現性を高くする
どのような状況下にどのような課題があり、その状況や課題に対してどのように考えて行動したのか、その結果どうなったのか。
そして、それをPDCAサイクルをまわして、成功するための再現性を高くできるようにどのように工夫したのかを具体例とともに説明します。
強み/弱みを把握することから
続いて、強みや弱みを聞かれた場合の準備の仕方を見てみます。
まず、準備として以下のステップをふみます。
- 強みを書き出してみる
- 順番をつける
- 選ぶ
まず、自分が持っている強みを書き出してみます。頭では分かっているつもりになっていても案外面接となると答えられず頭が真っ白になることもしばしばありますので、一度書き出してみましょう!
そしたら、それぞれの強みを自分が自信がある順番で、番号を付けます。
例えば、組織目標や個人目標達成するために、目標から逆算した戦略的な業務計画を作成し、実行して目標達成する能力とかです。それを具体的に説明できれば、面接官はあなたのことを優秀とみなしてくれます。もちろん実績が伴っていることが重要ですが…。
順番を付けた強みを今度は、企業が求める人材がもつ強みに合致しているものを面接対策のために選びます。そうすることで、面接官は求めている人材はあなただという印象を強く残すことができます。
大切なのは、企業が求めているものを把握して、それに対して自分のアピールポイントを合致させることです。自分が言いたいことをいう場が面接ではありません。
続いて、弱みに関してはシンプルで、どのような弱みがあるということをどのようなことから気付いたのか。その弱みを認識した失敗をどのように克服していくのかをしっかり考えた内容を説明します。
転職理由と志望動機は時間軸で整理するとクリアになる!

転職には、キッカケがあります。当然のことですよね。
これを、過去→現在→未来という時間軸で整理をします。
考えるステップとしては以下。
- やりたいことは何?
- 背景、キッカケは?
- なぜ現状ではそれをやることが難しいのか?
例えば、現在は人材業界にいて、企業の組織課題や採用課題に対して最適な人材を提案する業務をしている。様々な企業の課題に直面し、人材という側面から課題解決に取り組んできた。
その中で、もっと俯瞰してビジネスをみることを通して、企業の課題解決に直接的に貢献したいと思った。なぜなら、人材紹介という立場だと間接的にのみ、企業課題解決に貢献できないのに加え、紹介した人に依存する形で長期的に経過をみる必要があるからだ。私はもっと直接的に、企業の課題を解決し日本の企業がもっと活躍できるように貢献したい。現状では~。といった感じ。
この場合、根拠となる出来事をもっと具体的に説明した方がいいですが、そのようなキッカケがないと面接官である方からよい評価を得ることができません。
逆に、そこまで深く考えているからこそ、そうしたキッカケにも敏感で成長しようとする意欲が感じられると受け止められたら最高です。
これは、あくまでも例なので、もちろんやむを得ない理由で転職する方もいるので、その場合は正直に答えるのがいいでしょう。
海外転職をする方が最も失敗しやすいのが志望動機!
志望動機は、転職理由の「やりたいこと」からスタートして以下のステップでまとめていくとスムーズに準備ができます!
- やりたいこと
- 将来やりたいこと
- 足りたいこと(課題)
- FIT感、○○社と他社を比較
まず、「やりたいこと」については、こちらも企業が求めるところで答えるのがポイントです。経理のポジションで、営業がやりたいといわれたらアンマッチですよね。
営業のポジションなら、営業がやりたいはずです。
そして、その会社で将来やりたいことにを答えます。これは、その会社に入ってどのような目標をもっていくのかを答えます。
その目標を達成するために足りないもの、課題を説明します。長期的に成長していくことを強くアピールするのも大切です。どのように成長していきたいのか、しっかりプランがあるのかないのかでは印象が全然異なります。
そして、最後に大切なポイントとして、FIT感です。
他社ではなく、「なぜ弊社なのか」が多くの求職者の方がつまづくところです。
これを解決するためには以下のポイントを研究することをおすすめします。
基本的には、どこで競合他社と異なるのかを研究することがポイントです。
- 事業差異
- 今後のプロジェクトでの差異(アメリカで、一方で競合他社は中国でビジネス展開など)
- HPの情報を徹底的に把握
- IR情報を見る。それぞれ比較してみる。
- 最終面接官のLinked Inを見てみる
などなど、接点をどんな手でも使いとることで、親近感がわくところをおす戦略です。
おススメなのは、今後のプロジェクトに関して調べておくこと。そして、最後の質問の際にそのプロジェクトに関して聞くことで「熱意」を伝えることにも成功します!
まとめ
ちなみに、この面接対策のノウハウは私が某人材エージェントのシニアマネージャークラスの方々から教えていただいたものです。
ここまで行う方は、少ないとも言っていました。だったらなおさら、しっかり面接対策を行うことで他の候補者との差別化にもなります!やらない手はありませんね!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!
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