IELTSはライティングの勉強方法とは?英検1級の外資系勤務が徹底解説

よくイギリスなどの海外留学で使用するのが、世界基準の英語能力テストのIELTSです。

アメリカに留学する人が受けるTOEFLとよく比較されることがあります。そのテストの最難関とされているのがライティング能力です。

IELTSのライティングが高得点であると、IELTS7.0以上も夢ではありません。

なぜ、IELTSのライティングの対策法をご紹介するかというと、アイエルツのライティングで高得点を取れれば、ビジネスや日常英会話、アカデミックすべての領域で英語力が飛躍的にアップするためです。

IELTSはライティングが最も難しい?初心者のためのライティングの勉強方法

IELTSライティングの特徴を理解して、対策を講じるのが効果的なのでまずアイエルツの特徴を見ていきます。

IELTSのライティングテストとは

出題は二パターン(二つのTask)にわけられます。

Task①

図や表など、データ要約をまとめる問題が出題されます。文字数は150文字以上の記載が必要。

Task②

ある課題に対して、主張、理由、事例などを踏まえてライティングする問題が出題されます。

採点はTask1:Task2=1:2の割合、つまり、Task2が2倍の配点ですので、Task2の攻略がカギ。

採点基準は以下です。

Task1採点基準
◆Task Achievement 課題に対してどこまでできたのか到達度をみる
◆Coherence & Cohesion 論理の一貫性
◆Lexical Resource 単語の難易度も基準の一つですが、適切な文脈で使用されているのかもみられます、
◆Grammatical Range and Accuracy 単一な文法表現だけでなく、バリエーションがあるのか。またその正確性

Task2採点基準
◆Task Response 質問に適切に答えているか
◆Coherence & Cohesion 論理の一貫性
◆Lexical Resource 単語の難易度も基準の一つですが、適切な文脈で使用されているのかもみられます、
◆Grammatical Range and Accuracy 単一な文法表現だけでなく、バリエーションがあるのか。またその正確性

ちなみに、Free ielts practice testという無料でアイエルツのテスト練習ができるサイトがあります。ここで実際にどういう問題が出題されるのか無料で試すことができるので、ぜひやってみてください。

IELTSを運営しているブリティッシュ・カウンシルが運営しているサイトなので、本番同様の難易度で練習ができるのでかなりおすすめです。

その他にも、ライティングの練習が無料でできるwritefixというサイトも、豊富なライティング事例があるのでお勧めです。

英語で完結に豊富な表現力で適切にまとめる能力がいかに、アイエルツテストで高得点をとるひけつです。

IELTSライティング独学勉強法のおすすめは?

ぶっちゃけ、採点基準から逆算してどのような文章がネイティブから評価されるか整理しします。

文章や表の読み取り能力は慣れればできますが、問題なのは以下です。

  • Coherence & Cohesion 論理の一貫性
  • Lexical Resource 単語の難易度も基準の一つですが、適切な文脈で使用されているのかもみられます、
  • Grammatical Range and Accuracy 単一な文法表現だけでなく、バリエーションがあるのか。またその正確性

その中でも特に難しいのが、赤二つです。どのように、語彙力と文法活用法を勉強していけば効果的なのか見ていきます。

英語ライティングの文法は特段難しいものは使う必要なし

基本的に、英語のライティングであまりにも難しい文法は使う必要はありません。

バリエーションと正確性がカギです。

伝えるポイントをバリエーションもって、ライティングするのがおすすめです。むしろ、どう伝えるかよりも、何を伝えるかを決める方に時間を使います。

何を伝えるのかの構成ができたら、文章のテンプレに当てはめて語彙力で表現方法に一段と深みを付けるのが対策としてはありです。

基本的には、結論→理由→事例の形で、それぞれの理由でパラグラフ訳をします。

具体的な勉強方法としては、写経をすることです。そのままノートなどに書き写すことです。

その際に、ただ写経するのではなく、「なぜこの文章表現をしたのか、流れの中で理解する」のが重要です。

文章には流れがあります。その文章の全体的な流れを意識して、どのように話を構築しているのかを模倣するのが効果的な勉強方法です。

幸い、IELTSのライティングテストは筆記です。トーフルのPCライティングよりかは、やりやすい。

その分、写経などでとにかく書きまくって、流れ、表現方法を覚えて、課題ケースごとに組み合わせをすると自分のオリジナル文章ができるようになります。英語独学の記憶方法に関してもまとめています。参考にしてみてください。

英語ライティングはぶっちゃけ語彙力がすべて

上記のような基本的な文法やライティングの流れがわかり、ある程度英文を書くことになれたら、あとは語彙力です。

正直、IELTSのライティングは課題に対してどれくらい正確に豊富な語彙を使って説明しているのかを見ている傾向があります。

アカデミックの英語能力試験なので、ちょっと小難しいような単語を適切に使うことで加点される可能性はあります。

もちろん、正確性が最も大切ですが、的確に課題を理解して端的に伝えるためには語彙力は欠かせません。

具体的に、語彙力をどのように鍛えるのかというと以下の参考書をおすすめします。

けっこうなボリュームがあるので、一冊をやりこむ方がいいでしょう。

IELTSライティング独学勉強におすすめ本と教材とは

以下の教材はieltsライティング用の本ですが、このような本に取り組む前提としては、TOEIC700点以上は取得していないと学習効果が期待できません。

なぜかというと、英語の基礎力がないと以下の教材はけっこう【重い】です。

当ブログでは、持っている参考書はすべて読み込む勉強方法をおすすめしています。やっぱり、読むのに時間がかかると効率的ではないので、まずはTOEIC700点以上が取れていない方はそこをめざすほうが学習効果が高いです。

また、英語のレベル別におすすめ参考書もまとめています。英語を独学して学習におすすめ本 教材ランキング【まとめ】

Improve Your Skills: Writing for IELTS 4.5-6.0 Student’s Book with key & MPO Pack

基本的なライてイングの方法論に関してはこの本でまずOKです。基本的なIeltsテストのエッセンスは学べます。

そのあとは、できる限り語彙力だったり、表現方法を工夫することです。使い方は、この本で紹介されている例文をノートなどに書き写して、英文を書くことになれるのと、表現方法を学びます。

発信型英語 類語使い分けマップ

TOEIC900,英検一級レベルを超えてくると後は、表現力アップです。その表現力アップ、英作文に効果があったおすすめ本です。
より自然な英語を身に付けたいと思うに中級以上の方におすすめです。ただ、正直英語がただ通じればいいという方には、くどいので飽きる危険ありです。

そして、ぶっちゃけTOEIC点数アップが目的の本ではないので注意ですね。自然なコロケーションを身に付けたい、あるいは英語の語感を養いたいのであれば、非常に有益です。

例えば、
「得る」の [ get a phone call、電話をもらう ] [ earn a degree、学位をとる][ acquire skills、技能を身につける]など
「正しい」であれば [ right place、正しい場所 ] [ exact date、正確な日程 ] [ correct answer、正しい答え ] など使えるコロケーションが学べる点は大きいです。

発信型英語10000語レベル スーパーボキャブラリービルディング(CD3枚付) (CD BOOK)

3、4、5章の内容がかなり役に立ちます。
特に文系方は、5章の理系に関する単語の章はとても役に立つと思います。

他の本では、単語と意味をセットで掲載している一方、具体的にイメージがしにくい単語がこの本では分かりにくい単語には挿絵と一緒に説明してくれているので、覚えやすいです。(例えば、peninsula, cape,coral reef, strait, whirlpool, ridge, mountain range,bank, mouth, bay, leveeを具体的にイメージ図で説明してくれています。)

加えて、ライティングで、日本の具体例を説明したいと思ってもなかなか適切な言葉が出てこなくて困っている人にも、3、4章の文系の単語で自分の意見を表現しやすくなります。

まとめ

TOEFL、TOEIC、英検一級などの英語能力試験の中でも一段むずかしい、IELTSのライティングの対策について見てきました。

正直、IELTSのライティングで7.0以上取れる方は英語上級の部類に確実にいます。

留学にいっても、なかなかアイエルツのライティングだけは苦労する人もいるくらいです。

その点、IELTSのライティングで高いスコアを取ればそれだけ価値ある能力基準としても使える証拠ですので、積極的にチャレンジしていきたいです。

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