私は、学生時代に短期間ですがなけなしのお金をためて、タイ移住を経験しています。

1年を留学、留学後にも1年ちかくを滞在していました。

5年近く移住をしている方と比較したら、大した経験ではないですが、私の経験上バンコク移住が失敗する理由にはある程度ポイントがあると気付きました。

それを今回ご紹介してみたいと思います。

バンコク移住が失敗する原因その①収入源はどうするのかを考えていない

移住前に、どんな仕事をして収入源を得るのか、どこに住んで、どれくらいの生活費で、月々の出費はいくらで、貯金はいくらできて、国民年金はどうするとか、住所はどうするなどいろいろ考えることが沢山あります。

そもそもタイ移住でどれくらいの費用がかかるのか。

概算してみましたので、コチラから参考にどうぞ!

やっぱり、タイでもどんな仕事をして収入を得るのかが重要なんですね。

バンコク移住で失敗する人の多くは、タイでの仕事について真剣に計画をしていないです。

テキトウに、バンコクへ来れば何とかなる…

そんな感じで、きてしまうと結構、現実を見ます。

まず、バンコクへ移住するといっても、移住後の収入源はどこから来るのかを考えてからがいいでしょう。

方法論として、

現地でビジネス?

現地採用者として働く?

駐在員として働く?

などが考えられますが、その中でも現地で就職するというのが現実的ですね。

私自身も、今は現地で就職して、プラスアルファ、ビジネスもする計画ではあります。

ポイントは、どのような職種や仕事で現地で就職するのかです。

社会人経験や業務経験やスキルなどによって、現地での生活のレベルが大きく違います。

これは、給与水準が大きく変わってくるという意味です。

なぜなら、現地の日系企業やその他外資系の会社は人材を育てていくというよりは、即戦力を求めている方です。

だからこそ、日本でどのような経験やスキルを身に着け、タイでどのような経験スキルが活きてくるのか計画するべきでしょう。

これは、どのような経験やスキルがあれば、タイで就職した時にどのくらいの収入が期待できるのかといったところでしょうか。

業界、職種別、タイ移住後にできる仕事の月収はどれくらい?

では、仮に25歳の日本人、スキルも経験もない人がいきなりタイに行ったらどのような仕事があるのでしょうか。

基本的には、日系企業の資本が入っている簡単な仕事になる傾向があります。

私の経験上以下です。

・コールセンター(日本人相手)→日本企業がタイへアウトソーシングしている仕事になります。

・日本食レストランのスタッフ

・日本人がよく行くホテルスタッフ

・観光地での日本人先導スタッフ

などなど。

こうした職種の月給は、30000バーツ程度です。

日本円で10万円程度ですよ。生活できっこない。

これで、日本の国民年金とか社会保険とか加入していたとしたら、そりゃーもう家計が成り立たない。

貯金もできません。それでもいいから、バンコク移住して幸せボンビーガールなどで取り上げられたりしますが、あまりお勧めできることではないですよね。

タイに来たって、日本に至ってお金周りの問題は出てきます。

タイだと、とりわけ医療費なども高いですから、日ごろの蓄えや安定した収入源は必須といっていいでしょう。

では、まともに生活できるレベル、日本の初任給並みにもらえるような業界や職種、仕事、スキルは何でしょうか。

ある経験があればタイで仕事には困らない?

今現在、人材業界で働いていますが、日本の転職市場とバンコクの転職市場は似通っています。求められているスキルが非常に近い。

月収60000バーツ~90000バーツ,30万円近い給与をもらう方は以下のスキルが持っています。

仮に、以下のスキルさえあればタイで全く金銭的に不自由ない生活ができるでしょう。

営業スキル&実績、これが最も重要。

英語スキル、TOEIC700以上

タイ語スキル 最低タイ語検定3級

会計スキル→簿記二級以上のスキル、英文簿記や米国公認会計士、公認会計士。

生産管理→未経験でもやっとってくれるが責任が重い。

物流→意外と穴場かも?

機械系、電気系→なかなかいないから、すぐ決まる。

ITスキル。→ITの提案営業ができる人材は超貴重なので月給は日本並み?

ITを使った業務改善、ちょっと難しい言葉を使うと、製造業の場合SAPの導入や最新のシステム導入などをサポート、提案できるスキルは場所を選ばずに働くスキルを得ることができるでしょう。

こういった話は、例えばタイでビジネスをやりたいといった場合も、上のような経験やスキルがあれば現実的にどこでもやっていけます。

ちょっと大きい話をすると、社会がどのようなスキルを持てめているのかを敏感に感じ、自らの力を磨いていくことがいずれにしても必要です。

仕事量や求められる内容自体は日本よりも厳しいかも?

タイで働くことが、結果としていい選択かどうかは慎重に判断した方がいいかもしれません。

というのも、日本のように若手を育成してなどの余裕がタイの日系企業や外資にはなく、即戦力を求めてきます。入社してまだ、一か月そこらでガツガツ働いていく、責任も大きくなり、下手したら日本よりも仕事内容的にはタフになるかもしれません。

その分、日本でもらえるはずの給与より、タイでの給与は額面の点では低いです。

そういうネガティブなところも含めてバンコク移住がしたいと考える方は、タイに移住した方がいいです。

まとめ

個人的な経験や、タイに実際に住んでいる方の意見を聞いて、バンコク移住やタイ移住をして失敗しないためにはある程度の手に職を持てるスキル、経験をもつことをおすすめします。

本気で、コールセンター業務は冷静に考えた方がいいと思います。

どうしてか、短期的には確かに楽しいと感じ、ポジティブでいられますが、いざ日本に帰国を余儀なくされたとき結構厳しい現実がまっていることがわかりきってます。

何かにチャレンジする際には、将来どのような産業が伸びていくのかといったことをまじめに考えておく。そして、コツコツスキルを蓄えて、経験を積む。

できることからコツコツ頑張っていきましょう!!